対応の早さ

投稿日時 : 2019/06/05 18:30

France Infoのサイトより。「無駄:エドワール・フィリップ首相が、2023年までに食品以外の製品の破棄の禁止を表明」

6月4日火曜日の国会で、首相が表明したのは、「世界初」という、売れ残り商品(食品を除いた、衣服、電化製品、衛生・美容商品など)の破棄を禁止するという法案。

これは、一連の「économie cirulaire(循環型経済)」と「antigaspillage(対浪費)」の法案の一つだが、これは、ここでも数ヶ月前に紹介した、民法のドキュメンタリーが暴いたamazonなどによる商品の破棄行為を禁じようとするものだ。

現段階では、法案に過ぎず、最終的にどのようなかたちになるか(どのように取り締まるのか、罰則規定などはどうするのかなど)、また、そもそも議会の承認を得られるのかもわからない。

エコロジー関連のアソシエーション、Les Amis de la Terre(地球の友だち)は、この法案について、リサイクルと再利用を同列に扱っているが、商品を壊すという「リサイクル」はエコではなく、商品によっては、一部の部品などだけが「リサイクル」されて残りは廃棄されたり、衣料品の「リサイクル」もしばし断熱材などに加工されてしまい、未使用で使えるはずのものにさらにエネルギーをかけてしまうと指摘している。もちろん、それでも政府がこの問題に取り組もうとする姿勢は評価している。