次はインドを警戒するフランス

投稿日時 : 2021/04/22 17:30

「Covid-19のインド変異種:フランスはインド発の航空路線を一時中断する」
ニュース専門局BFMのサイトより。

日本では政府もメディアも英国種という呼称は使わないものの、その脅威で三度目の緊急事態宣言が発せられることになったが、フランスでは、三度目の実質的なコンフィヌモン(ロックダウン。自宅隔離)でも感染者の大半を占めているイギリス変異株はなかなか感染力が下がらない。

フランスでは学校の再開は予定通り来週から始まり、やはり予定通り5月中旬から地域や業種などを限定しての営業再開がスケジュールされている。日本とは逆方向ではあるが、「状況を判断して」という姿勢はかわらないが、見通しや具体的な目標があるのはまったく違うようだ。

そんなフランスでここ数日話題になっているのが、インドの感染状況だ。年明けにはいったん克服されたような兆候もみられたが、最近は毎日数十万の単位で新規感染者がでており、インド変異株(varian indien)の脅威がとりあげられている。先日はブラジル発着便が停止されたが、今度はインド発着便が停止されるという。

1年前、外国からのクルーズ船から感染拡大が始まり、外からの侵入に神経をとがらせていたような日本だが、海外発の変異株の話題は大きく取り上げられていないように見える。フランスのメディアでは、イギリスや香港などでも、海外から入る人たちに厳しい罰則がついた厳しい検疫隔離期間を設けていることなども紹介されている。