目標は夏

投稿日時 : 2021/02/03 18:00

「エマニュエル・マクロンは、“希望する全てのフランス人に”秋になる前にワクチンを約束」
経済紙Les Echosのサイトより。

昨晩、民放テレビ局TF1の夜のニュースに生出演した大統領。年明けから国民への発言が待たれていたが、コンフィヌモン(自宅隔離。ロックダウン)という悪いニュースではなく、ワクチン接種の見通しという、よいニュースで登場した。

すでに3番目のワクチンが承認されたフランス。他の国に比べれば遅いが、ワクチン接種は確実に進んでおり、3月末には老人ホームで希望する高齢者の8割には接種が終わるという。同時に75歳以上の人たちもこの時期には大半がワクチン接種できているだろうとした。そして、大統領は夏の間に希望する全てのフランス人にワクチン接種ができるようにすると約束した。

日本の政府などは、はっきりとした数値目標も示さず、見通しも示さないが、フランスの大統領は、それができるできないは別として、明確な目標を示し、それに向かって取り組む姿勢を見せた。

この発表を受け、フランスのメディアでは今朝から、フランス(そしてヨーロッパ)のワクチン接種政策についての解説やコメントが相次ぎ、ワクチン接種についての様々な数字(各地域での接種数、ワクチン数など)も紹介されている。