学生への支援も早いフランス

投稿日時 : 2021/02/04 18:00

「学生の困窮:1月25日から一食1ユーロの食事が五万食配布済み」
ニュース専門チャンネルLCIのサイトより。

年度末を迎え、入試も始まる日本では、コロナ禍の影響を受ける大学生の話題はほとんど大きなメディアで取り上げられることはない。かえってフランスでは、大学生や若者たちの状況はメディアも取り上げるし、大統領も若者への支援や対応は重要課題として言及している。

1月21日、マクロン大統領は、経済的にも、社会的にも、精神的にも厳しい生活になっている大学生に対しての支援を約束。すでに食料の配布なども始まっていたが、学生は1ユーロで食事ができるようにするとした。

それが始まったのが、4日後の1月25日。400以上あるフランス各地の学生食堂などではこの1ユーロの食事がすでに50000食提供されたという。通常でも学生は3.3ユーロで定食が食べられるが、これが1ユーロになっている。

しかも、このシステムにもデジタル化が進み、学生は専用アプリから登録し、1ユーロの支払いはQRコードで行うという。(もちろん、現金やクレジットカードでも可能)