フランスはもうアフター・コロナのバカンスが始まっている。

投稿日時 : 2021/08/09 17:30

「ポスト・コヴィッドのバカンス:我々はいかに感染症によって自然を求めるようになったか」
20 Minutes紙のサイトより。

復興東京五輪が終わっても日本では感染症拡大も収まらず、有効な対策も打ち出されないままだが、フランスでは本日から衛生パスの適用の拡大が始まる。

まさに数ヶ月前は日本でも使われていたキャッチフレーズ、「ウィズコロナ」の「新しい生活様式」だ。そして、バカンスシーズンまっただ中で、20Minutes紙が連載記事で取り上げているのが、新しいフランス人のバカンスの過ごし方だ。

それによると、Covid-19が始まって1年半が過ぎ、今年の夏、バカンスにでるフランス国民は3500万人だという。(wikipediaによると人口は6200万人近く)そして、すでに始まっている「ポストコロナ」、「アフターコロナ」のバカンスの特徴は:

・自然に親しむ
・滞在型の「ステイケーション(Staycation:英語の造語。stayとvacationから)
・避暑地でのテレワーク
・これまでも少なめの予算

やはり、世論調査でも8割近くのフランス人がバカンス地に自然の環境をえらび、8割近くが人混みを避けるという。フランスではすでに、日本でいう農泊(日本とは「農」の雰囲気が違うが)が人気になり始めていたが、コロナ禍でさらにそれが加速されたという。さらにはキャンピングカーも人気で、こちらもフランスで近年はやってきていた「スローツーリズム」と「自然」というキーワードを組み合わせたコンセプトで、人気だという。

海外旅行はこれからだが、こういった国内旅行の傾向は海外旅行でも同様になってくるのではないだろうか。