一晩で10億円以上の寄付金がフランス赤十字社に。

投稿日時 : 2022/03/10 17:30

「特別番組“Unis pour l’Ukraine(ウクライナのために集まる)”;赤十字に集まった8百万ユーロ」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

火曜日の夜、国営放送のFrance2の他、ラジオ局France Inter、国際放送のTV5でも生放送されたのは、ウクライナ支援のためにフランスの著名アーティストたちが集まって、フランス赤十字社への寄付を呼びかけた番組だ。

日本ではほとんど知られていないが、フランスでは人気のフランス人アーティストたちがそろった。Pascal Obispo, Florent Pagny, Barbara Pravi, Indochineなどなど。司会は音楽番組やクイズ番組の司会などでしられるナギだった。

フランス赤十字社への寄付は、ウクライナ戦争が始まってからすぐにテレビやラジオでも呼びかけられていたが、この番組の間にあつまったのは800万ユーロだったという。(日本円で10億円以上)

視聴者は200万以上だったという。先週末はフランスの各都市でウクライナ支援のデモがあり、若者から高齢者まで多くの市民が集まり、連帯を示したが、市民だけではなく、アーティストも、国営放送も、様々なレベルで支援・連帯の声が上がり、行動に移されている。

フランス政府はまた、ウクライナ支援のために力になりたい国民のために、ウェブサイトを立ち上げた。「Je m’engage pour l’Ukraine(ウクライナのために私は立ち上がる)」というこのサイトでは、個人でも団体でも、ウクライナからの避難民のために住居を提供できたり、通訳などを募っているアソシエーションなど、自分が出来そうなボランティア活動を見つけることができるという。