野外オペラ

投稿日時 : 2019/06/12 19:18

地方紙 Ouest Franceのサイトより。「ナント。木曜日にワーグナーのオペラがPlace RoyaleとPlace Gaslinで生中継」

夏の夜にはまだ早いが、明日、木曜日の夜、フランス西部の40都市で、ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人(仏語タイトル:Le Vaisseau Fantôme」)が屋外のモニターで生中継される。

これは、ナントのGraslin劇場で上演中のこのオペラの最終日に、同時中継でフランス西部の40都市で、生中継されるというもの。20時からで、もちろん無料。

主な場所は、ナント、アンジェ、レンヌの大きな広場だが、他の都市でも、一部では屋内も使って、フランス国営テレビと国営ラジオ(日本のように1局ではなく、多くの集合体のグループ企業)、そして地方局の全面サポートで実現した。2時間15分の上演で、ドイツ語でフランス語字幕付き。

もちろんこれは、オペラというフランスでも一般にはあまり馴染みのない文化に多くの人に触れてもらおうという試みだ。

日本では、歌舞伎が、プロジェクションマッピングなどの新しい技術を取り入れたり、新しい演目なども作っているが、古典芸能はいろんな形で続いていくのだろう。

ちなみに、13日の18時からは女子サッカーワールドカップ、オーストラリア対ブラジル、21時からは南アフリカ対中国。ただし、有料チャンネルなので、オペラに来る人は多いかもしれない。