パリの新名物?

投稿日時 : 2021/06/07 17:30

「パリの臨時テラスは恒久的に」
Le Figaro紙のサイトより。

デコンフィヌモン(ロックダウン解除、日常の再開)の次の段階まであと2日のフランス。すべては順調のようだ。店内営業も再開となるカフェやレストランなどは準備で大忙し。

そこで、国営ニュース専門ラジオ局が独占取材情報として発表したのが、現在、例外的にパリ市で認められているテラス営業が、今後は夏の間は常に認められるようになるというもの。

パリ市長が本日、議会にテラス営業などに関する改革案を提案するという。今後は、「夏テラス(terrasses estivales)」という呼称となり、3月15日から10月15日の間、夜22時までという条件で認められるという。

もちろん、賛否両論がある。
カフェやレストランはもちろん賛成で、外食好きな人びとも賛成。パリ市内から車が減って欲しい人たちも賛成。
一方、反対は、人が集まって欲しくない住民や、パリ市の交通事情もこうして一部から車を排除しても問題を別に移動させているだけと考えている人など。

ところで、現在の「コロナ禍」での臨時の営業許可は9月30日までで、原則、パリ市はテラスを開く際には使用料・税金を徴収するとしている。

一時価格の上昇がおさまっていた不動産価格も、地方や都市周辺部の上昇が顕著ではあるものの、パリ市内でも再び上昇の動きもあるという。完全にPost-Covidに向かうフランス。二日後の日常の再開の新しい段階では「Pass sanitaire:パス・サニテール」(保健パスポート)の導入も始まり、新しい生活様式の序章が始まるかに見える。