あと5ヶ月でも賛成と反対。

投稿日時 : 2024/02/22 17:30

「この夏、パリ五輪で空飛ぶタクシーが登場するのか?」
Le Figaro紙のウェブサイトより。

日本でも来年の大阪万博でお目見えするという空飛ぶタクシーの話題がたまにあるが、フランスでは、いよいよあと5ヶ月に迫ったパリ五輪で使われるという空飛ぶタクシーが話題になっている。

運行会社であるADP(Aéroports de paris:パリ空港会社)はもちろんやる気満々で、日本の万博でも採用されるというドイツのEVエアタクシー、Volocityで決まっているというが、まだはっきりとは決まっていないという。

もちろん、エコロジー系など左派系政党や市民団体の反対があるのはもちろん、ヨーロッパの航空安全機関の承認もまだだったり、フランスの運輸省の認可も下りておらず、11月に行われ、2月に発表された監査でも、「公共の利益にそぐわない」うえに、パリ周辺の交通量の緩和のためにもならないなど、ゴーサインを出せるような状態ではない。

ただし、オリンピックという世界で最も宣伝効果があるイベントでのお披露目は、パリ空港会社も、ドイツの会社も、さらには他の企業や団体などもそう簡単に諦めたくはないはずで、これもパリ五輪までまだまだいろいろな動きがありそうだ。