フランス人はスキーに行きたい。

投稿日時 : 2020/12/02 18:00

「スキー:“制限と抑止をうながす対策”で、フランス人が外国に行かないようにする」
地方紙La Dépêche du Midiのサイトより。

スキー場のオープン、正確にはリフトの運転を当面は認めないとしたマクロン大統領だが、これはあくまでもフランス国内の話。クリスマス休暇にスキー場に行くフランス人も多く、もちろんフランス国内のスキー場もあるが、スイスにもスペインにも、イタリアにもスキー場はある。

マクロン大統領は近隣のヨーロッパ諸国にも協力をもとめるとともに、フランス国民については、移動の制限や、移動をしないような対策を講じて近日中に発表するとした。

スイスではすでにスキー場がオープンしているばかりか、ホテルも開業しており、レストランも12月中旬にはオープンするという。もちろん感染症対策はしているというが、フランス政府としては、フランス国内のスキーリフトの運営を認めていないだけに、現実に即した対応が求められる。

ノエル(クリスマス)は、少人数で、大家族は二回に分けたり、完全に日をずらしたり、おじいちゃんとおばあちゃんは台所で食べてもらうとか、それなりの対応策が語られているが、スキーに行きたいフランス人に対して有効な策があるのか。

スキーについてこれだけ話題になるのは、逆にいえば、それだけフランス人、ヨーロッパの人たちはスキーに行きたいということだろう。