労働時間は環境問題

投稿日時 : 2021/12/10 17:30

「中小企業は少しずつ週4日の出勤を試す」
経済紙Les Echosのウェブサイトより。

日本とは対照的に感染症の爆発が続くフランスでは、再びテレワークの推奨なども始まっているが、本日、フランスの経済の記事によると、すでに週35時間の労働時間が定着しているフランスでは、さらにその先の、労働4日が次第に取り入れられ始めているという。

これは金曜日も休日にして週休三日だったり、水曜日などを休みにするという形だ。ただし、肝心な給与は減ることはなく、より効率的に働くためだという。なので、週の労働時間、35時間というのはかわらない場合が多いというが、肝心なのは給与は変わらないことだ。

勤務日数が減ることのメリットは大きいという:
・働き手の心身の健康が保たれ、仕事の効率化、意欲の向上につながり、提供するサービスや業務も向上する。
・労働に使われるエネルギー排出が少なくなり、効率化され、環境にも優しい。
・新規雇用に対しても会社のイメージがよくなる

フランスの若い経営者たちの集まりでは、半数以上が週4日の勤務日数に前向きだという。

別の調査では、会社の規模が大きいほど、労働時間は短くなる傾向があるという。

コロナ禍のフランスでは、テレワークも含め、企業で新しい労働時間を試しているところもあるというが、経済紙の記事によると、週四日の勤務態勢はすぐには一般的になることはないという。