明日はメーデー。フランスは休日。

投稿日時 : 2024/04/30 18:00

日本ではゴールデンウィークのこの時期、フランスでは5月1日はメーデーの休日。

このタイミングでLe Parisien紙が取り上げたのは、コロナ禍も経てフランスでは次第に議論が大きくなりつつある、週休三日(厳密にはフランス語では、週4日勤務)の制度。

ある統計によれば、現在、フランスの企業の4-5%ですでに導入されている週休三日の制度。もちろん、働く側からは、働き方・生活の質のためにはよいとされており、雇用の問題なども解決するとされている。最近では、パリ地下鉄公団も、まだ実験的にではあるが、職員の週休三日の制度をとりいれはじめたりしており、同じヨーロッパでもイギリスやベルギー、スペインでも、週休三日の制度が浸透し始めている。

ただし、働く側では7-8割が週休三日に賛成しているという統計もあるものの、管理職側からは、そこまでの熱量はないという。週休三日にして好調な企業の例もあれば、働く側も雇う側も様々なデメリットも取り上げられている。

それでも、2024年、国側の税金や社会保障などの法的枠組みも含め、今後様々な面からフランスでは議論が進むようだ。