日本は梅雨が迫るが、フランスは乾燥しすぎている

投稿日時 : 2022/05/11 17:30

「食糧危機:そして次は、乾燥……」
L’Opinion紙のウェブサイトより。(写真は2020年、フランス中部の乾燥の様子)

月曜日、フランスのエコロジー移行・農業担当庁は、フランスの天候の乾燥状況の推移を注視する体制をとると発表した。1月からフランスの大多数の地域で、通常よりも25%以上雨が降らずに乾燥している状況が続いており、「憂慮すべき」状態だという。

フランスではこの冬、すでにかなりの乾燥が続いており、春になってからは、気温が高い状態が続いており、特に農業への影響が懸念されるという。ウクライナ情勢の影響で、フランスで増産されている穀物類だが、ちょうど成長期で、重要な時期だという。

この乾燥状態が長引けば、より多くの作物が影響を受けるとされる。一部の地域では、庭の水まきの自粛や制限をしたり、水を使っての洗車を禁じるなど、節水の動きも出てきている。