高等教育機関で反ユダヤ主義

投稿日時 : 2024/03/15 17:30

「“お前は入るな!”火曜日、大講堂から追い出された女学生の証言」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

ガザの状況はすでに日本のメディアではあまり報道されず、日本国内への影響も同じくだが、ウクライナ情勢と同様に、ガザの状況もフランスではフランス国内問題と同じくらい、場合によってはそれ以上に報道されている。

そこで、今週から大きく取り上げられているのが、パリ政治学院(通称、シアンスポ(science po)に関するもの。火曜日に、フランスのユダヤ人学生組合に属する20歳の学生が、パレスチナ支持の集会があった講堂に入ろうとしたところ、「お前は入るな」などと、暴言を吐かれたと証言。

これを発端に、フランスの政治学における権威的なこの教育機関の「反ユダヤ主義」が話題になっている。

ことは重大で、「反ユダヤ主義」は明確に犯罪であり、裁判にもなり、大統領も閣僚会議で発言するほどの事態だ。

だが、一方では、メディアでは行き過ぎた発言をするコメンテーターなどもあり、これも問題にされており、6月初めにあるヨーロッパ議員選挙の選挙選の前哨戦のような感じにもなっているともされる。