凱旋門をラッピング

投稿日時 : 2019/04/04 18:30

Le Figaroのサイトより。「2020年、クリストが凱旋門をラッピングする。」

4月3日、クリストの事務所が公式に発表したところによると、ポンピドゥセンターと、CMN(Centre des monuments nationaux:フランス文化財センター)の協賛・援助を受け、クリストが2020年に凱旋門をラッピングするという。

これは、ポンピドゥセンターで開催予定のクリストの展覧会(2020年3月18日〜6月15日)に併せた企画で、ラッピングの公開期間は、4月6日から4月19日までの二週間。

1985年にポン・ヌフをラッピングして依頼のパリでのインスタレーションとなるこの企画には、25000平方メートルの生地と7000メートルの綱が必要とされ、すべてリサイクル可能なものを使うという。

ちなみに、国の建造物であるが、国やパリ市などからは許可は取ったが、経済的支援は受けず、民間の支援もなく実現するという。

また、凱旋門の下には、1923年から、数々の戦争で命を落とした無名の兵士たちのための焔がともっているが、それは消えることはないようにするという。

完成したものがみられるのは4月の2週間だけだが、設置中も大きな見物になるだろう。