フランスの学食事情 2022秋

投稿日時 : 2022/11/25 17:30

「奨学生の1ユーロのランチ:学生食堂に入るのに“毎回、最低30分の待ち時間”」
国営ニュース専門ラジオ局France Infoのウェブサイトより。

国営ニュース専門ラジオ局、France Infoのリポートによると、9月からの新年度が始まってから、多くの大学の学生食堂では、利用者が急増しており、ルーアンの大学では30分もまたないといないときがあり、1時間の空き時間では昼ご飯が食べられないという。

これは、コロナ禍によって生活が学生の生活も厳しくなっていることが原因という。政府は、奨学金を受け取っている学生や、生活が厳しい学生には通常3.3ユーロのランチチケットを1ユーロで提供しているが、この破格のランチに学生が並んでいるという。1ユーロでなくとも、3.3ユーロの通常の価格でもしっかりと食べられる学生食堂は多くの学生に人気で、1-2割ほど以前よりも学生が多いという。

このため、時間がないときには昼食を食べられない学生も多く、この状況を改善するために、学生食堂の増築や大学の講義時間の変更などが求められている。また、学内で販売されているサンドイッチなどの価格もみなおすような動きもあるという。