学校の再開も段階的

投稿日時 : 2020/04/23 17:30

「5月、3週間にわたって:学校の再開に物議」
4月22日付 Le Parisien紙の一面。

日本では一応5月6日迄という日程でありながら、まったくなんの方針も打ち出されていない(ようにみえる)が、裏ではいろんな日本的「根回し」が行われているのだろう。

かえってフランスは、5月11日という明確な日付が発表され、それにむけて大統領、首相、そして教育担当大臣と具体的な発表をしている。現在考慮されているのは、段階的な再開(最初は低学年、次に中学年・高学年から高校まで、最後に他の生徒・学生)、そして一クラスは15人までとするなど。

フランスのメディアでは今週に入ってからはこの話題が多い。問題は山積しており、学校の再開に対する親や教師などの反応も様々で、賛成から反対まで、全ての意見が溢れている。

まだ決まっていないことも多く、解決すべき点も多い。地方のスクールバスはどうするのか、給食はどうするのか。休憩時間はどうするのか。マスクの着用義務や体温検査の態勢が整うのか。感染者がでた場合のルールはどうするのかなど。

ただし議論が始まったことだけは確かで、その議論が全て各メディアなどで見られる。

「学校の再開、ミッションインポッシブル?」
同Le Parisien紙2-3面。