大統領のターン。

投稿日時 : 2023/01/23 18:00

「年金制度改革:マクロンは“前に進む”ことを望み、政府には“法案に磨きをかける”ように求める」
仏版ハフポストのウェブサイトより。

昨日、フランスとドイツは協力条約を結んだ60周年だった。マクロン大統領はこの機会に記者会見を開いたが、先週の年金制度改革反対のデモやストライキの後ということもあって、ジャーナリストからは年金制度改革についての質問もでた。

マクロン大統領はデモの前から、年金制度改革については公には発言はしておらず、発言が注目されていた。本日、月曜日からは閣僚会議で改革案がプレゼンされることになっており、マクロン大統領が、先週のデモを受けて、どのような対応を指示するのかが注目されていた。

もちろん、改革案はやり通すことは変わらないものの、法案を通すため、議論を進めるために、政府には法案を「調整する(aménager)」ことも必要だとした。とくに、大統領になった当初は「2031年には受給年齢は65歳にする」という公約を掲げていたが、組合側や野党側などとの話し合いで「調整」して64歳になっているとも説明した。

本日もパリでは、年金制度改革反対ではないが、光熱費の上昇に耐えられないパン屋さんがデモをする。来週の全国デモまでまだまだいろいろな動きがありそうだ。