意識高い系のパリの小学生。

投稿日時 : 2020/07/27 18:45

「パリ:10歳のラファエルは、磁石でセーヌ川とルルク運河をきれいにしている」
Le Parisien紙のサイトより。(サイトでは動画あり)

夏休みだからといって、夏休みの自由研究の話題ではなく、10歳のラファエル君は、1月から数百キロの鉄を引き上げる力がある磁石を使って、セーヌ川やルルク運河(le canal de l’Ourcq)に沈んでいる鉄製品を引き上げているという。

お父さんも手伝い、通行人や観光客なども応援するなか、すでに7トンもの廃棄物を引き上げたという。自転車やバイクも引き上げたといい、週に3-4回、お父さんときて、毎回来るたびに多くの鉄くずがひっかかるという。

『地球のためにやってるんだ。たいしたことは出来ないけど。地球のため、川に住む魚や生き物のため」と語っている。「きれいになるまで続けるよ。だからやめないね」とラファエル君。もちろんコンフィヌモン(自宅隔離)の間は中止していたが、バカンスが始まったパリでいまも続けている。

最初に引き上げたバイクは、1963年のRoyal Enfieldだったと。

バカンスモードに入ったフランスでは、政治や経済のニュースもあまりなくなるので、一般のメディアでもこのようなローカルな話題なども多くなる。