フランスの女子中学生

投稿日時 : 2021/12/14 17:30

「給食でラクレットを勝ち取った」
民間テレビ局TF1のお昼のニュースより。

12月13日は、国際ラクレットデーだという。これにあわせて、立ち上がっていたのは、モゼル市の四人の女子中学生。彼女たちは、給食にラクレットがないのはおかしいと、数週間前に生徒たちに呼びかける張り紙をしたことが始まりだった。

同ニュースより。きっかけを作った四人の女子中学生。

彼女たちにとってはちょっとした冗談だったが、校長は、休み時間にラクレットの歌を歌うことを条件に、要求を認めた。ただし、全校生徒450人分のラクレットを作るのには、市販されている家庭用のラクレット器を使うことは不可能で、調理方法などを考えなければならなかったという。

そして迎えた13日のラクレットデー。じゃがいも100kg、チーズ80kg、そして地元の肉屋などから提供されたシャルキュトリ(豚肉製品)がおなかをすかせた中学生たちのお腹に。

これは、マスクの着用が義務になったり、これまでも学級閉鎖やオンライン授業など、コロナ禍で大変な学校生活を明るくしたいという女子中学生たちの思いが叶った形になったようで、もちろん、当日は盛況で、メディアの取材も多くあり、SNSでもバズった。