コロナ禍でブラジャーから解放されるフランス人女性

投稿日時 : 2021/12/15 17:30

「若い女性たちの間で、新たにブラジャーへの反発」
Le Monde紙のウェブサイトより。

ここ数日、フランスのメディアで取り上げられているのが、SNSなどでも拡散されている「No Bra」という運動だ。

これは、英語でNo Brassiere、ノーブラジャーということで、ブラジャーからの解放を訴えている運動だ。

この運動は、まずは女性の体の快適さ(Confort)のために、体を締め付けるものはやめようということで、コロナ禍でテレワークや外出制限が続いたこともきっかけになっているという。

さらには、フランスでは、環境意識の高まり(プラスチック部品を使っていたり、本来は必要がない衣服)、そして女性運動への関心の強さ(ブラジャーをつけるのは男性目線の女性像、など)があるという。特に若い女性の間では、従来のブラジャーをもうつけなくなったという人も多いといい、25歳以下では6人に一人がブラジャーをつけていないといい、これはコロナ禍以前の4倍近いという。

当然、ブラジャーや下着の売り上げも減少しているという。また、化粧なども同様に、もう化粧はしないという(若い)女性も増えているという話もある。

こうしたニュースだけを見ると、フランスはずいぶんフェミニストであるとか、女性の権利が強いと思われがちだが、先週末は、大々的にミス・フランスが行われていたりするのもまたフランスという多様性の国だ。