ガソリンの宣伝を禁止する意味

投稿日時 : 2022/08/22 17:30

「気候温暖化対策:今後、新しい法律によって、化石燃料の広告は禁止」
地方紙 La Dépêche du Midiのウェブサイトより。

先日、日本では、若者のアルコール摂取を推奨するために、国が動いたというニュースは海外では、信じられないニュースとして報じられている。フランスでは、たばこはもちろん、酒類も広告が禁止されている。

いまだに日本のテレビで、有名な俳優がビールのコマーシャルをしているのは、フランスではまったく考えられない。

そんなフランスで、昨年議会で承認されていた法律が本日から施行される。これは、気候変動に対する政策の一環で、化石燃料の広告を禁止するというものだ。脱カーボン、クリーンエネルギーの推奨など、環境に対する動きはさまざまで、あくまでもその一つにすぎないが、こうした小さな所から、フランスの社会の様子は変わっていっている。

今週からバカンスも終わって、本格的に新年度の動きを始める大統領や政府も、もちろん、こうした環境に対する動きが重要なポイントになる。水曜日に最初の閣僚会議が予定されている。