新学期から、中高では感染者が出た場合、ワクチン未接種の生徒のみがオンライン授業

投稿日時 : 2021/07/28 17:30

「Covid-19と小中高:教育大臣が新学期からの新しい体制を説明」
地方紙Ladépêche du Mideのウェブサイトより。

今朝、フランスの教育大臣が国営ラジオ局のインタビューに答えたところによると、9月の新年度からの方針として、クラスで陽性者が一人でも出た場合、そのクラスでワクチンを打っていない人はオンライン授業になるという。

これは中学と高校の場合(つまり、すでにフランスでワクチン接種が認められている12歳以上の未成年)で、小学校の場合、クラスで陽性者がでたら学級閉鎖になるという。

これも、政府が進めるワクチン接種をうながす戦略の一環で、未成年にもワクチン接種を進めるためという。この後は、医療従事者などに続いて、教育関係者にもワクチン接種を義務化するなどの可能性もあるが、いまのところ、これは「最後の手段」だという。

通常はバカンスシーズンになると、メディアもバカンスで、政治もバカンスモードになるフランスだが、さすがに今年はそうもいっていられないようで、9月からの新年度、さらにはその先にあるクリスマス(休暇)も視野にいれて動いているように見える。

そしてフランスでは国民の半数以上がワクチン接種を完了したという。