三度目のワクチン接種も科学的知見が根拠

投稿日時 : 2021/11/11 17:30

「Covid:ワクチン接種がいかに感染症の第四波を抑えたのか」
経済紙Les Echosのウェブサイトより。

昨日の水曜日、国の保健機関Santé publique France(サンテ・ピュブリック・フランス)が発表した統計結果によると、ワクチン接種が進んだおかげで、2021年、フランスでの感染は抑えられているという。

これは3月初めから5月の第三波ですでにワクチン接種のおかげで感染状況は軽減され、7月半ばから10月末までの第四波でもより明らかに状況が深刻化しなかったという。特に第四波の時は、ワクチン接種が進んでいなかった海外県や南仏、そしてパリの北郊外などで感染が多かったという。

またフランスでは、ワクチンの有効性についての調査も複数行われていて、どのようなワクチンがどのように有効化がわかってきているという。全ての世代において、ワクチン接種率が上昇すると、感染率はもちろん、入院率や重症化率も顕著に下がっているという。

年頭に科学的モデリングに基づいたワクチン接種計画が結果としてでたかたちで、今後もフランスはこの科学的知見に基づいて、三度目のワクチン接種はまずは高齢者など、そして次は50歳以上と戦略的に感染症対策を進めるようだ。

それでも第五波ははじまっていると、フランスは警戒をしている。