地下鉄の大気汚染

投稿日時 : 2022/06/08 17:30

「地下鉄の大気汚染は地上よりも酷い。しかし、その影響は謎のまま」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

今日発表されるフランスの地下交通網の大気汚染についての報告によると、パリだけでなく、マルセイユやリール、トゥールーズ、レンヌ、ルーアンでも、地下鉄があるフランスの都市では、地下の大気汚染濃度は地上よりも平均で三倍も悪いという。

この原因の主なものはブレーキによって巻き上がる粉塵で、地上の大気中の成分とは異なっているので、地上の大気汚染とは単純に比較できず、また健康への影響もまだ調査が進んでおらず、どの程度人体に影響があるかはこれからの調査次第だという。

この調査結果を受けて、今後はブレーキの改善や、地下鉄内の換気システムの改善を求めるという。

パリでは2030年までにさらに60以上の新駅ができるGrand Paris Expressという計画が進んでおり、その大半は地下鉄網で総距離は200km近いという。