あと3日。

投稿日時 : 2022/06/09 17:30

franceinfoのウェブサイトより。「第一回投票の投票予定調査。」

5年に一度、いまや大統領選挙の後に行われるフランスの議会議員選挙の第一回投票が次の日曜日になった。

最新の投票予定の世論調査によると、左派連合のNUPESが徐々に勢いを回復しており、一部の調査では与党勢力、Ensemble!を上回るという結果もある。

いつも通り、様々なメディアで、様々な世論調査が行われているが、極左連合、与党勢力、そして極右政党の三つ巴の形は変わらずで、この政治状況はざっくりといえば大統領選挙からは変わらない。

ただし、議会選挙の場合、しかも二回目の決選投票があるフランスの選挙制度ではこの三つ巴が最終的な議会勢力に反映されるわけではない。この選挙制度自体は、とくに他の政党と協力することがない極右政党などには不利で、極右政党などは制度を批判しているが、他の政党は地域ごとにこの制度をうまく使って選挙協力をして選挙戦略を立てることになる。

このため、投票予想では、左派連合が与党勢力を上回るポイントをとっていても、最終的な議会勢力では、NUPESが過半数を取る可能性はあまりないし、与党勢力の議員数を上回ることも難しいとされている。

NUPES陣営では、リーダーのメランション氏が首相になる可能性もあり、そのような発言などもでている。もちろん、開票までどうなるかわからないが、どうなっても与党勢力、そして二期目のマクロン大統領はこれから先、かなり難しい任期になるとされる。