大雨洪水警報2023年11月

投稿日時 : 2023/11/09 17:30

「パ・ド・カレ地方は、木曜14時から“大雨洪水”警報に。北部には注意報」
国営ニュース専門メディアFrance Infoのウェブサイトより。

先日からの嵐(tempête)が続き、フランスの大西洋岸や北部では、大雨や洪水が続いている。雨量が多く、川の流れも急な日本では洪水対策がされているが、日本とは違って、基本的に地震がないように、洪水もまれで、地震対策同様に、洪水や浸水についても日本ほどの対策はされていないのがフランス。

いったん、洪水、というよりは雨量の増加による床上浸水が拡がると、基本的に平らな土地が続くフランスでは、それなりの被害・影響になる。フランス北西部では、多くの学校が浸水のために休校になったり、住民の避難もあったり。農作物や畜産業にも影響がではじめている。

フランスのメディアやSNSでは浸水した家や商店、道路や学校、水で動きがとれない牛や豚などの姿が流れている。

パ・ド・カレの74の自治体では、全ての学校が休校になるという発表もあった。フランス気象庁では本日木曜日の14時から金曜朝6時まで警戒情報を発令したが、ここ数日の降水量を考慮すると、かなりの被害になる可能性もあるという。

写真は11月8日のパ・ド・カレの自治体の様子。