日本で言うと、ガチャピンの生みの親か

投稿日時 : 2022/08/01 17:30

「クリストフ・イゼール。“子どもの島”の父が亡くなる」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

1970年代に始まり、1982年までフランスの子どもたちが誰もが見ていた番組、“L’île aux enfants”(リル・オ・ゾンファン:子どもたちの島)、のプロデューサー、クリストフ・イゼールがこの日曜紙になくなったという。85歳、パリ地方で穏やかに死を迎えたと発表された。

画像に一緒に写っているのが、当時はもちろん、それ以降も、フランスのテレビ史にものこる「オレンジ色の恐竜」こと、カジミールだ。日本で言うガチャピン、あるいはそれ以上に、フランスでは人気のキャラクターで、そもそも「ゆるキャラ」はもちろん、「マスコットキャラクター」という概念も習慣もないフランスでは、アイドルと行ってもよく、日本で言えば、アンパンマンや、ドラえもんに匹敵するかも知れない。

このアイデアを生んだのがクリストフ・イゼールだったという。

ちなみに、カジミールの好物は、「グルビ・ブルガ(gloubi-boulga)」という食べ物(という設定)で、そのレシピは、イチゴジャムに、潰したバナナをまぜて、スライスしたチョコレートをまぜて、“とってもきつい”マスタードと、“生のソーセージ、ただしちょっと生ぬるいもの”を入れるというもの。これはもちろん、想像の食べ物だが、今では俗語として定着して、「美味しくなさそうな料理」を表す単語で、「君の作った料理は、まったくグルビ・グルバだな」とかという。

またこの番組は、テーマ曲も有名で、YoutubeやiTunesではいまでもオリジナルが聞ける。