カルチャー・パス

投稿日時 : 2019/02/01 19:00

文化庁の専用サイト。5つの県の若者にはメンバー登録をうながし、文化活動をする団体にも協力を呼びかけている。

本日から、12000人の若者に対して、文化活動に使うための500ユーロが支給される。

これは、マクロン大統領が選挙公約に掲げていたものの一つで、若者に多様な文化体験をしてもらう試みだ。とりあえずは、地方の5県の若者(パリなど、文化的に恵まれた環境ではないところ)を対象に、実験的に始めた。Pass Culture(カルチャー・パス)というサービスだ。

対象となるのは18歳の若者で、専用サイトから登録し、希望する文化活動やサービス、商品を選ぶ。(コンサート、オペラ、演劇、美術館、書籍、CD、ストリーミングサービス(映像・音楽配信、オンラインレッスンなど)などなど。)500ユーロ分のクレジットが与えられるが、一つのサービスで200ユーロ以上使ってはいけない(なるべく多様な体験をしてもらうため)。

このテスト期間で、若者の行動などを分析し、さらに数回別の地域でもテストをしたあとで、最終的にどのようなサービスにするか決めるという。本格導入は早くても2020年になりそうだ。

ラジオ局 Europe 1のサイトから。