2022年、ポストコロナの首都は自動車を排除

投稿日時 : 2021/05/13 18:00

パリ市のエコロジー政党の副市長がLe Parisien紙に語ったところによると、昨夕から、パリ市は市民へのヒヤリングを始め、来年からパリ市の中心部への車の立ち入りを禁止する方針で検討を始めたという。

どこまで実現可能かはこれからの議論しだいだが、この中心部分に出入りできるのは、もちろん歩行者や自転車、住民、そしてバスやタクシー。そして、運送や商売をしている商用車に限られるという。

つまり、規制されるのは、中心部を通り過ぎて別の場所に向かう場合で、例えば、パリ市の南に住んでいる人が北の方に仕事や友人宅に行く場合、ぐるっと回っていかなければならない。そこで、この制限区域のすぐ外では逆に渋滞などが発生するのではという危惧もすでにある。

さらに、こうした政策は、大統領選挙を前にして、出馬の噂もある現パリ市長の広報戦略という見方ももちろんある。本当にどこまで実現可能なのかは分からないが、向かう方向は変わらないだろう。

Le Parisien紙のツイッターに投稿された画像。