自由とマスクと義務

投稿日時 : 2022/01/14 17:30

「裁判所は、パリの屋外でのマスクの着用義務を保留」
L’Obs誌のウェブサイトより。

パリ市内では、12月31日から、屋外でのマスクの着用が義務になっていた。ところが、昨日、行政裁判所の判断で、この決定は無効とし、本日発表するとした。先日もパリ近郊の別の自治体で同様の決定がされており、「個人の自由を脅かし、状況に即していない」とした。

日本では、法律で義務化しなくてもマスク着用が定着し、ワクチンパスを導入しなくてもワクチン接種が進む。フランスは、法律で義務化しないとマスクの着用も進まず、ワクチンパスを導入し、大統領以下、政府が最前線で訴えないとワクチン接種も進まない。

すでに新規感染者の9割がオミクロン株による感染のフランスでは、まだピークに達したとは言い切る専門家はいないが、上昇が緩やかになったとか、天井にたどり着きはじめているという見解も見えだした。

フランスでは明日以降に「ワクチンパス」が導入されるはずだが、感染状況にどう影響があるだろうか。