終わりの始まり?
投稿日時 : 2022/01/13 17:30
先月、左派勢力の予備選挙を呼び掛けた現パリ市長で、フランス社会党の大統領選挙候補のアンヌ・イダルゴ氏は、今日、自身の政策方針を発表し、結果的に予備選挙は諦めることになる。
そもそも、先月の提案から、左派勢力はまったくまとまらず、まさにどんぐりの背比べ状態のまま、得票予想も数%からかわらず。候補者を一本化することくらいしか大統領選挙で左派勢力が勝つ望みはなかったが、それもできなくなったことになる。
この状況は一見右派勢力には有利となるが、そうは簡単ではないとの見方もある。ここまでは、右派勢力では、治安問題や移民問題など、右派、さらには極右が得意とする分野で発言や提案をして人気取りをしていた感じだが、左派系が二次の決選投票に残らないとなると、左派系の支持者からも票を集めなければならず、そうなると今度はエコロジー問題や教育や福祉など、左派系が得意とする分野での票の取り合いになってくることも考えられるという。
左派系の望みは、もはや大統領を出すことではなく、決選投票で右派同士の対立がシビアになって、そこで選挙協力をして次期政府のなかで発言力をもつことになるだろうか。
終わりの始まり?
投稿日時 : 2022/01/13 17:30
先月、左派勢力の予備選挙を呼び掛けた現パリ市長で、フランス社会党の大統領選挙候補のアンヌ・イダルゴ氏は、今日、自身の政策方針を発表し、結果的に予備選挙は諦めることになる。
そもそも、先月の提案から、左派勢力はまったくまとまらず、まさにどんぐりの背比べ状態のまま、得票予想も数%からかわらず。候補者を一本化することくらいしか大統領選挙で左派勢力が勝つ望みはなかったが、それもできなくなったことになる。
この状況は一見右派勢力には有利となるが、そうは簡単ではないとの見方もある。ここまでは、右派勢力では、治安問題や移民問題など、右派、さらには極右が得意とする分野で発言や提案をして人気取りをしていた感じだが、左派系が二次の決選投票に残らないとなると、左派系の支持者からも票を集めなければならず、そうなると今度はエコロジー問題や教育や福祉など、左派系が得意とする分野での票の取り合いになってくることも考えられるという。
左派系の望みは、もはや大統領を出すことではなく、決選投票で右派同士の対立がシビアになって、そこで選挙協力をして次期政府のなかで発言力をもつことになるだろうか。