フランスの大統領は新学期の最初に教育系Youtuberのインタビューに答える。

投稿日時 : 2023/09/05 17:30

「エマニュエル・マクロンは、いかに学校問題を自分の“専門分野”にしたのか?」
Le Monde紙のウェブサイトより。

昨日の月曜日、フランスの学校では新年度が始まった。始まる前に騒がれていたアバーアの着用禁止問題については、300名近くの生徒がアバーアを着用して登校したが、その中でも脱ぐことを拒否したのは67人だったという。

一方では、全校生徒が同じ制服を着るという実験も始まっており、新年度のフランスのメディアと政治は、学校の話題が多い。

マクロン大統領も、昨日は、Youtubeで人気のHugoDécripteのチャンネルに出演、フランスの若者が抱える問題に答えた。

本日の火曜日は中学校を訪問することになっており、9月からの新年度は明らかに学校問題に力を入れている。

もちろん、フランスのメディアからみれば、マクロン大統領はもともと、コミュニケーション戦略にたけており、学校問題もそれなりの信念はあるのだろうが、昨年度まで大いに騒がれていた新年金制度問題、昨今の経済問題、そしてあまり進んでいない環境問題対策などからの目くらましだという見方もある。学校問題についても、教師不足や教師の労働環境問題などには向き合っていないなどの不満も教員組合などからでている。