規模が違うジェットスキーの死亡事故

投稿日時 : 2023/09/04 17:30

「撃たれたジェットスキーのバカンス客:アルジェリアは命令拒否があったと主張」
Libération紙のウェブサイトより。

日本でも琵琶湖でのジェットスキーの事故が話題になっているが、地中海で起こったジェットスキーがらみの事件はさらに重大だ。

8月28日、アルジェリアに近いモロッコの海でバカンスに来てジェットスキーを楽しんでいたモロッコ人とモロッコ系フランス人が、アルジェリアの警備隊によって射殺された。

彼ら4人はモロッコにバカンスに来ていて、ジェットスキーを楽しんでいたが、迷子になって、隣接するアルジェリア領海に入り込んだところ、アルジェリアの警備隊から注意喚起やモロッコの領海に戻るようになど指示されたが、アルジェリア側の発表によると、その指示に従わずに逃げ出したために、発泡したという。

この地域では麻薬の取引などもあり、警戒されていた地域だという。死亡した二人のうちの一人は、モロッコ出身のフランス人で、また別のフランス人もアルジェリアに捕まっているという。4人組のもう一人は、モロッコ海軍に回収され、その証言によると、場所を見失ったあと、アルジェリア領地に入ったことは理解していたが、燃料がなくなってしまったという。そして警告はなくアルジェリア警備隊が発砲してきたという。

モロッコ側もアルジェリアに対して抗議をしており、ちょっとした国際問題になり始めている。