フランスの大統領は、TシャツでインスタとTikTokで若者に語る

投稿日時 : 2021/08/03 17:30

20 Minutes紙のサイトより。昨晩の投稿からすでにこの記事には600以上のコメントと2500のシェアがされている。

もちろん、テーマはCovid-19のワクチン接種。もちろん、これも国民のワクチン接種を進めるための広報戦略(さらには、来年の大統領選挙)。

このSNSへの投稿で、大統領は、若者に向けて、ワクチン接種などについて質問があれば、直接答えますよと投稿。さっそく、SNSはすこしバズっている。

何ヶ月も具体的な内容も、先のビジョンもないまま、「粛々と」とか「専門家に諮る」とか「全力で」とか、小学生の作文でも就活の面接でもまったく通用しないような発言しかきかれない日本とは大違いだ。

もちろん、フランスでも、わざわざTシャツを着て、自撮りしている風に撮影して、若者に人気のSNSを選んでコミュニケーションをするのも、やりすぎだという意見もあり、国民もこれが広報戦略だとわかったうえで受け止めている。
さらにいえば、大統領もそう受け取られることも分かった上で投稿している。
これはもちろん、大統領自身が広報戦略の重要性を理解しているというだけではなく、大統領の周りも(もちろん他の政治家も)、広報戦略に重きを置いているということだ。日本の場合、政治家自身が英語ができなかったり、広報戦略に長けていないのはしょうがないとしても、その取り巻きですら広報、プレゼンの重要さを理解していない(すくなくとも欧米のようには)ように見える。