日本では政府が何もしなくても何も起こらないが。

投稿日時 : 2021/08/02 17:30

「衛生パスにとっては重要な週だが、反対派の勢力は弱まらない」
仏版ハフポストのウェブサイトより

日本でもフランスから遅れること数週間でCovid-19の感染が爆発しているかの週末、フランスでは、ワクチン接種が進む。と同時に声が大きくなっているのが、反ワクチン派というより、反衛生パス派だ。

粛々とオリンピックが進む日本ではワクチン接種も、大きく取り上げられることはなく粛々と進んでいるのかわからないが、フランスではワクチン接種キャンペーンは大々的に進められ、来週からはレストランやカフェでも衛生パスの提示が義務化される。ワクチン接種完了だけではなく、PCR検査や抗原検査での陰性を証明する衛生パスの適用拡大は、ワクチン接種をすすめる要とされている。

6月末は国内の一日の新規感染者数が2千を切る勢いが、1か月でその10倍になったフランスと、「まだ」1か月前の数倍の日本では比べられないだろうが、やはりフランス政府の対応は早く、それに対する国民の反応も早い。

この週末にフランス各地であった「反衛生パス派」のデモは内務省によると20万近くの国民を動員したという。7月17日は11万、24日は18万というから、バカンス期間にもかかわらず勢力が拡大しているようだという。31日(土)、フランス全土で76名がこれらのデモで事情徴収を受けたという。

衛生パスは、紙に印刷された二次コードでも良いが、フランスの感染症対策スマホアプリ、TousAntiCovidにもこの機能があり、これも日本ではまったく話題にされなくなった日本版の感染症対策アプリとは違って、ここへきてダウンロードして使い始める人が増えているという。