大統領のジェットスキー

投稿日時 : 2022/08/12 17:30

「エマニュエル・マクロンは、トリコロールカラーのカヌーで海」
パリ・マッチ誌のウェブサイトより。

8月に入り、フランス政府の閣僚は、緊急時にはパリに戻れるところという条件・お達しで、バカンスをとっている。マクロン大統領も、例年通り、大統領の別荘がある南仏のブレガンソンで過ごしている。

そこで、恒例なのが、あえて写真週刊誌向けに、写真を撮られるようにして出かけるのがフランスの大統領のメディア戦略であり、フランスの写真週刊誌の恒例企画だが、8月にはいってから話題になったのが、ジェットスキーを楽しむマクロン大統領。バカンスを楽しみ、若く、アクティブなイメージを見せるためにはよかったもしれないが、これにかみついたのが、特にエコロジー政党の代表など。「これはマクロン氏が気候温暖化を理解していないという印象が正しいことを証明しており、現在では、気候変動を理解しないことは犯罪的だ」とツイートした。

その後、別の写真週刊誌、パリ・マッチでは、カヌーで海にでたマクロン氏の写真を掲載したが、これもまたやり玉にあがり、ジェットスキーをカヌーに変えればよいという単純な話ではないと批判されている。もちろん、SNSなどではジェットスキーの大統領も、カヌーの大統領も、様々な形で揶揄されている。