東京オリンピックまであと66日、カンヌ映画祭まであと49日。

投稿日時 : 2021/05/18 17:30

「カンヌ映画祭は公式セレクションを6月3日に発表」
地方紙Nice Matinのサイトより。

昨日発表されたところによると、昨年は中止されたカンヌ映画祭、今年は7月6日から17日まで開催されることになっているが、その公式セレクションは6月3日に発表されるという。

すでに決まっている作品も二つある。一つはレオス・カラックスの新作で、マリオン・コティヤールとアダム・ドライバーが主演の『Anette』(アネット)で、オープニング上映作品でもある。もう一つは、ポール・バーホーベン監督の『Benedetta』(ベネデッタ)だ。

明日朝からフランスではテラス席も一がいっぱい、映画館や美術館にも人が殺到するとされる。パリなどでは天気はいまいちのようだが、待ちに待った「その日」で、「新しい生活」の始まりとなる。パリ郊外のユーロディズニーランドも6月17日から再開を発表するなど、他の欧米諸国のようにフランスでも通常の生活が戻り始めている。

カンヌ映画祭は本来なら5月だが、今年は2ヵ月遅れ。もちろん海外から訪れる人も少ないだろうし、感染症対策を講じたものになるだろう。6月21日、夏至の日にある音楽の日こと、Fête de la musiqueも23時からの外出制限はあるものの、開催されるという。

夏に向かって、フランスは様々なところで以前の暮らしを取り戻そうと、新しい生活を始めようと進んでいるようだ。そして、幸いにも、感染状況もそれを支えるように、呼応して改善している。