フランスの若者の食糧難

投稿日時 : 2023/11/17 17:30

「フランスでは、食料不安が若者の二人に一人を襲う」
経済紙Les Echosのウェブサイトより。

ネスレ基金(fondation Nestlé)が創設した、食料脆弱観測所(Observatoire des vulnérabilités alimentaires)の発表によると、この12ヶ月で、フランス人の5人に1人が空腹に苦しんでいるという。

そして、特に影響を受けているのが、女性で、さらには若者においては、二人に一人が常に空腹感で苦しんでいるという。

とはいえ、満足に食べられないフランス人の8-9割は、民間や公的な援助に頼ることはせず、肉や魚、そしてチーズなど、日本的にいえば「コスパが悪い」食料品をさけたり、賞味期限ギリギリのもののなど、食料の確保を工夫してやりくりしているという。

さらに、今回の調査では、15%の人が冷蔵庫を持っておらず、23%は電子レンジがないという結果もでた。

クリスマスに向けて、善意の心も拡がりやすい時期で、フランスでは、様々な機関や団体から、貧困や生活苦などに関する報告や警鐘がでる時期だ。