フランスでも雹(ひょう)。

投稿日時 : 2022/06/06 17:30

「ランド県:ひょうの後、農地やワイン畑では悲観」
地方紙 Sud Ouest紙のウェブサイトより。

フランスでもこの週末に各地で天候不順によるひょうの被害が大きかった。

日本では「野球ボール」とか「ソフトボール」くらいの大きさという表現が見られるが、フランスで、ヒョウの大きさや重さ、被害の大きさをよく表す表現が、「ペタンクのボールくらい」の雹(ひょう)という表現だ。

最近は日本でもやっている人が増えているが、フランス人にとって、大きさはもちろん、ペタンクの球の重さも被害がすぐに想像しやすいようだ。

100近くあるフランス本土の県のうち、40近くが雹の被害を受けたという。その被害規模は調査中だが、すでに農業担当大臣が地方の視察に行くことになっていたり、政府からの支援も検討されている。くしくも、トウモロコシ農家や穀物栽培の農家では、ウクライナ情勢の影響で値段が高騰しており、今年は売上の増加を見込んでいただけに、失望が大きいという。また、ワイン農家も、不定期ではあるが絶え間なく続く冷害や乾燥、そして今回の雹と、苦労はつきない。