まだまだ安心できないフランス。

投稿日時 : 2021/11/09 17:30

「Covid-19:感染症対策は忘れられた? 気の緩みを裏付ける数字」 民間ニュース専門チャンネルLCIのウェブサイトより。 (画像は昨晩の民放TF1の映像)

本日夜、マクロン大統領は、日中の会議をふまえて、ワクチン接種に関する発表をするとされている。毎回、国民に向けた演説では、なんらかの感染症対策に関する方針が発表されており、今回は、三回目のワクチン接種について、接種を奨める発言をするか、あるいは接種をさせるために、二回目の接種からある期間が過ぎたら衛生パスが有効でなくなるなどの発表をするかと予想されている。

それで、すでに三度目のワクチン接種が始まっているフランスでは数日前から、三度目のワクチン接種の予約が激増しているという。

さらに、ある世論調査では、定期的に手を洗うことや、握手やビズ—しないこと、公共の場でマスクをするという基本的な感染症対策をしないと答えるフランス人が明らかに増えているという。ハグやビズをするフランス人はいまや65%で、コロナ以前の91%に比べれば低いが、コロナ禍のピークの二倍になっているという。

寒くなってきて、屋内の換気も万全ではない状態になってきたこともあり、こうしたフランス人の行動が現在始まりつつあるような新しい感染の波の原因ともされる。

今晩のマクロン大統領の発表でまた気が引き締まるのかどうか。今年のノエルは普通に過ごせるのか、正念場だろう。