フランスは20%、日本は1%

投稿日時 : 2021/04/26 17:30

「日本:東京五輪はCovid-19で脅威にさらされる?」
国営ニュース専門ラジオ局France Infoのサイトより。

日本で三度目の緊急事態宣言が発動されたことは、フランスでも大きめの国際ニュースとして報じられた。

日本ではまったく全面に出されていないが、フランスでのニュースでは、日本国民の1%しかまだワクチンを打っていないという現状が驚きをもって報じられている。

それで、夏のオリンピックをやるという「矛盾」と併せて、取り上げられている。

「不確実な東京五輪、日本人はわずか1%がワクチン接種済み」
Le Point誌のサイトより。

ちなみに日本の「緊急事態宣言」は、フランス語では、「Etat d’urgence」と訳されている。そしてフランスの「緊急事態宣言」は、厳密には「衛生の(sanitaire)」という形容詞がついて、「Etat d’urgence sanitaire」となっている。このフランスの緊急事態宣言は、昨年の10月から発出中だ。なんどか延長され、現在は6月1日までとされているが、9月までも移行期間とされているし、5月の状況によっては、再延長もありうる。

そんなフランスでは本日から小学校が再開。一人でも陽性者がでれば、そのクラスは学級閉鎖するといい、さらに感染状況が厳しいところでは唾液検査も行うという。来週からは中学と高校も再開される。もう何週間もイギリス変異種やブラジル変異種が猛威をふるうフランスでは、感染者数も感染状況もかなりゆっくりとしか改善していない。まだまだ不安の中での学校再開のようだ。