国民の文化活動を気にかけるフランス政府

投稿日時 : 2021/10/28 17:30

「フランス人の二人に一人がいまだ文化施設を避けている」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

昨日、フランスの文化庁が発表した調査によると、この夏、フランス人の半数が文化施設を利用していないという。

これは、8月31日から9月3日に行われた世論調査で、7月21日から衛生パスの提示が義務となった文化施設(映画館、劇場、美術館など)をどのくらいの人が利用しているかを調べたものだ。

それによると、74%のフランス人が屋内の文化施設よりも、屋外の活動を選ぶといい、コロナ禍以前によく文化施設を利用していた人の1/3は年内は文化施設は利用しないと答えたという。なかでも、室内コンサートに再び行き始めた人は27%、演劇については25%だったという。

ただし、会場側からの見方としては、そもそも9月からの新年度、新シーズンから、今年はそもそもプログラムされている演目なども少なく、未だに活動を再開していないアーティストなどもいたり、観客に提案できるものが少ないという現実もあるという。