フランスの上院の良識?

投稿日時 : 2021/10/29 17:30

「衛生パスの延長:上院は大幅に変更された法案を可決」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

日本では衆議院選挙と日常がほぼ再開し始めて全く話題にならなくなった接種証明だが、フランスでは感染状況も下げ止まりというよりも、やや拡大傾向の兆候も見られるなか、夏から実用化されている衛生パスについて、フランス議会での審議が進んでいる。

そもそも11月15日までという期限付きで始まった衛生パスは、政府としては7月末まで延期する方針で、国会で審議が行われ、議論があったものの与党が押し切った形で、政府の提案通りに7月末までで通った。

しかし、上院(Le Sénat)での審議の結果は、延長期間は2月28日までということになった。これは、上院は右派野党が多数派で、その野党が政府案には賛同しなかったことになる。

ただし、これで決定ではなく、再度、両院議会のようなもので協議され、最終的には再度国会(Assemblée nationale)で来週には決まることになる。