オリンピック聖火は高くつく

投稿日時 : 2023/06/26 17:30

「“高すぎる”。オリンピック聖火が通らない自治体がある理由」
経済誌Capitalのウェブサイトより。

開催まで一年近くになったパリ五輪。先日、オリンピック聖火が通過するコースと自治体が発表されたが、同時にフランスのメディアが話題にしていたのが、オリンピック聖火が通過しても良さそうなのに、通過しない自治体について。

聖火が通過しないほぼ全ての自治体で、その理由はオリンピック委員会に支払うべき金額の高さだという。税別で15万ユーロ。税込で18万ユーロで、これに各自治体で聖火リレーイベントを開催する費用も加わる。自治体によっては、国からのスポーツ振興補助などではとても足りなかったり、これだけの「対価」を支払ったところで、経済効果がそこまで見込まれるわけでもなく、聖火リレーの招致は断念した、あるいは考慮の余地もなかったという。

それでも、自治体によっては、オリンピックに合わせてイベントを開催するところはあるし、同じ金額を聖火リレーの招致にかけるくらいならば、街のエコロジー化に予算を作った方がよいというところもあるという。

また、この聖火リレーの招致の「値段」は一律の料金で、自治体の規模などには関係ないという点も批判されている。

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