バカ騒ぎ

投稿日時 : 2021/04/02 17:30

「リヨン、パリ、マルセイユ:拡がるゲリラパーティーの感染」
フランス版ヤフーニュースより

マクロン大統領が新たな(そして最後のとされる)一連の感染症対策を発表した裏で話題になっていたのが、春になってフランス各地でゲリラ的に開催されているパーティーだ。

レストランもバーも閉まっている冬が過ぎ、日本と同様に今年はかなり暖かい春の陽気が続いたフランス。感染状況も規制も日本より厳しいフランスでは、「コロナ疲れ」は日本以上で、特に、これも日本よりも「割を食っている」若者たちが鬱憤をはらしているようなかたちだ。

冬頃までは郊外の一軒家や廃墟などでの「シークレットパーティー」だったが、春になってからは、日中の屋外でのゲリラパーティーが見られるようになった。大音量の音楽がかけられ、アルコールをのみながら、もちろん感染症対策をしていない人びとが集っている。

ニュース専門チャンネルBFMより。リヨンの様子。

こうした現象も鑑み、カステックス首相はマクロン大統領のテレビ演説の翌日、あらたな感染症対策期間のあいだ、公共の場でのアルコールの摂取を禁止すると発表した。また、大勢が集まる可能性がある川沿いや公園などは、地域の状況によって立ち入り禁止にすることも知事の判断でできるとした。

政府は市民の連帯感と責任感に訴えかけ、他人の健康を脅かす無責任な行動には厳格に対応するとしている。

SNS上でも動画などが拡散、これはだめだろうという声も上がっている。リヨンでは、300人近くが集まったといい、警察は首謀者を探しているという。そして市は川岸などを立ち入り禁止とした。

ニュース専門チャンネルBFMより。リールの様子。