現代フランスの批判的精神

投稿日時 : 2019/11/15 18:30

「SNS:スポンサー提供コンテンツの圧倒的な台頭」Le Point誌のサイトより。


フランスの一般週刊誌Le Pointがウェブサイトで13日に取り上げたのは、アメリカのビジネス系ウェブサイト、Business Insiderからの情報。

これは、マーケティング会社Izeaの調査結果を紹介したもので、それによると、インスタグラムでスポンサー付き写真の掲載が、2014年には一枚あたりの平均価格が120ユーロだったのに対し、2019年には1150ユーロに跳ね上がっているという。特に、インスタグラムで数年前から導入された「ストーリー」という機能のおかげで、広告主は効果的にターゲットとする消費者に広告を配信することができるという。

先日は別の調査で、フランス人がヨーロッパでは一日にSNSをやっている時間が長いという話題もあったり(日本人よりも多い!)、かつては世界的に有名なサッカー選手が今では「インフルエンサー」として現役時代より稼いでいるという話題が取り上げられたりと、メディア(従来の新聞や雑誌など)がメディア(SNSを含めた新しいメディア)について解説・批評することが多い。

日本ではほとんど話題にされていない別の例を挙げると、日本でも若者に人気の(もう下火の?)TikTok。もちろんフランスの若者も同様だが、やはりアメリカ発の話題で、アメリカ政府などが、この中国産のアプリは、中国政府によってアメリカなどの若者の個人情報を集めていると懸念しているという話題を取り上げていた。