黄色で1年

投稿日時 : 2019/11/18 18:00

「“ジレ・ジョーヌ”:デモ参加者の侵入の後、ギャラリーラファイエットは閉店」
Le Parisien紙のサイトより。

今週末は、「ジレ・ジョーヌ」の運動が始まってちょうど1年を迎え、土曜と日曜にフランス各地で「ジレ・ジョーヌ」のデモ行進などがあった。週末から本日の週明けにかけて、フランスのメディアはやはり「映える」映像と、逮捕者や怪我人の数を伝えた。内務省によるとフランス全土で47000人がデモに参加(主催者発表は40000人)、そのうちパリは4700人という。

クリスマスシーズンがはじまり、日曜営業で、大きなクリスマスツリーも飾られていた、日本人観光客もよく利用するギャラリーラファイエットにも、一部の「ジレ・ジョーヌ」が侵入、消費社会を糾弾した。ただ破壊行為や暴力行為はなく、紙吹雪をまいて、歌を歌い、シットインをした。すぐに警備員などによって退去させられたが、その後、ギャラリーラファイエットは店を閉めることに。

パリでの次の大きなデモは12月5日(木)。労働組合が主体となって年金制度改革への意義を唱えるが、ここに他の団体なども加わり、どのくらいの大きな規模になるか、さらにどのくらい長引くかも不明だ。

フランスの冬はクリスマスシーズンや年明けのソルドなどでショッピングの季節のイメージがあるが、ここ数年はデモの季節のように見える。