粛々と。

投稿日時 : 2023/03/09 17:30

「年金:上院議員は、64歳への受給開始年齢の引上げを承認」
Libération紙のウェブサイトより。

年金制度改革問題。上院での審議はまさに粛々と進んでおり、フランス時間9日の夜中、年金制度改革法案で最も問題とされており、国会本会議では他の条項の審議が進まずに審議されていなかった第7条が、上院で承認された。

欠席も多かったものの、賛成201、反対115だった。もちろん、政府はこれで一安心の感じだが、労働組合などは、今後さらにどうやって反対運動を強めるかが問題となる。

ただ、メディアでは、すでにこれは労働組合の負け戦と捉えるところも出てきており、解説者なども、今後、労働組合はどのような戦略をとるのか厳しいという意見も出ている。

反対派で息巻いているのは、一部の労働組合で、大多数は諦めムードなのかわからないが、あと2,3週間で年金制度改革問題も決着がつくだろうか。