労働組合と停電

投稿日時 : 2023/03/08 17:30

「年金制度改革;アルビやカルモーではまた大規模停電で、3万世帯が電気なし」
地方紙La Dépêche du Midiのウェブサイトより。

昨日の大規模デモ・ストライキ。今日も一部では続いているものの、昨日は、騒がれていたよりは大きくなかったものの、もちろん、労働組合などは、動員数はさらに増えて、全国では350万人がデモに参加したという。(内務省発表では130万弱)パリでも80万人がデモに参加という組合に対し、パリ警察発表では8万人という。鉄道の稼働率も、1月のストライキよりも悪くなかったという。

とはいえ、地方自治体では記録的なデモの参加者数のところもあり、今日も、明日もまだ一部では続き、組合連合もさらに次の全国デモの日程を発表するなど、まだまだ反対運動は続く。次は11日、そして15日が予定されている。

そこで、昨日の話題として取り上げられているのが、労働大臣の地元で、労働組合がゲリラ的に停電を引き起こした事件。多くの世帯に混乱を引き起こした。もちろん、政府や与党はこのやり方を批判。ただ、これもそこまで大きな出来事とはいえず、この間も上院では粛々と年金制度改革法案の審議は進み、国会でも他の法案の審議が進んでいる。